膝関節とコラーゲン

膝関節とコラーゲンの関係について

膝痛の原因とされる膝軟骨のすり減り。
この膝軟骨を補ってくれると言われている成分にコラーゲンがあります。

 

では、コラーゲンとはいったいどのような成分なのでしょうか?

 

コラーゲンはタンパク質の一種であり、人間の身体のいたるところに存在しているとされています。

 

その働きは、細胞と細胞を繋ぎ合わせたり、細胞の分裂や増殖を助けたりしています。

 

化粧品の成分としてもコラーゲンが配合された製品が多いのも、
肌細胞に働きかけることで、肌が健康で若々しくなるとされているからです。

 

 

膝に限らず、身体の関節は自由に曲げ伸ばしができます。
そして、そのスムーズな曲げ伸ばしに軟骨が関わっているのです。

 

骨と骨を繋いでいる部分が関節になりますが、
その骨の先端に軟骨があり、骨と骨のクッションの役目をしており、
関節のスムーズな動きを助けているわけです。

 

この軟骨には再生能力がありますが、30代をピークに衰えていくそうです。
つまり、体内で軟骨を再生するためのコラーゲンを作る機能が低下してくる、ということです。

 

そして、加齢とともに軟骨がすり減っていくことで、骨と骨の間のクッションの役目の軟骨が薄くなり、関節の痛みを生じるようになるのです。

 

 

コラーゲンは食物にも含まれており、
牛スジ、牛肩肉、鶏もも肉、鮭の皮などに多くふくまれているとされています。

 

毎日の食事から摂るとすると、1日に5000mgが理想と言われています。
これは手羽先4本分に相当するそうです。

 

毎日の食事から摂ることは難しいという場合には、サプリメントで補うのも良いでしょう。

 

 

ただし、サプリメントは健康補助食品であり、医薬品とは異なります。

 

当然、飲んだからといって、すぐに膝痛などの関節痛が柔らぐわけではありません。

 

ある程度の期間、続けることが効果を得るためには必要となるでしょう。

 

また、注意したいことは、早く治したい一心で、飲む量を増やしてしまうことは止めましょう。

 

健康補助食品とはいえ、用法・容量が決められていますから、これは守りたいものです。

 

それと、コラーゲンには痛みを止める効果はありません。
膝痛などの痛みが改善されるのは、軟骨が十分に再生されるようになってから、ということです。

 

 

また、膝痛など関節の痛みに効果が期待できるとされている成分としては、グルコサミンやコンドロイチンも知られています。

 

膝痛など、関節痛の改善のためにサプリメントを選ぶのであれば、これらの成分を総合的に配合した製品を選ぶのがよいでしょう。


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