グルコサミンって本当に関節に効果があるの?
膝をはじめ関節の痛みに効果的とされているグルコサミン。
テレビのCMなどでも連日、目にしますよね。
でも、グルコサミンって、本当に関節痛の緩和に効果があるのでしょうか?
ということで調べてみました。
グルコサミンは軟骨の生成を促す成分とされています。
その軟骨は人間の身体のあちこちにあり、特に関節部分にとって大切な役割を持っています。
関節の骨と骨の接合部分には軟骨があり、これがクッションの役目をしているわけです。
この軟骨の生成を促してくれるのがグルコサミンというわけです。
軟骨は関節が動いて擦れることで、だんだんと擦り減ってきます。
人間の身体の中にもグルコサミンがあり、擦り減った軟骨を再生しています。
しかし、グルコサミンの量は年齢とともに減少してきます。
年齢を重ねると、擦り減った軟骨を補えるだけのグルコサミンが体内に不足してきてしまう、というわけです。
これにより、軟骨の生成が追いつかなくなり、関節の動きがスムーズでなくなったり、
骨と骨がこすれ合うことで痛みが生じたりするわけです。
軟骨のクッションが薄い、あるいは無い状態で関節部分の骨と骨がこすれるようなイメージですね。
グルコサミンの1日の摂取量の目安は、1500mgと言われています。
グルコサミンを含む食物としては、
えび、かに、などの甲殻類の殻に多く含まれています。
また、山芋やオクラなどにも含まれているといわれています。
とはいえ、毎日の食事からグルコサミンを十分に摂取することは難しいと言えます。
そこでサプリメントで補うのも良い選択肢と言えるでしょう。
ただし、サプリメントは健康補助食品であり、即効性を期待できるものではありません。
効果が実感できるまでは、ある程度の期間、継続して飲み続ける必要があるでしょう。
また、注意したいことは、グルコサミンは軟骨の生成成分であり、痛み止めの効果はありません。
痛みが和らぐのは、軟骨が生成されてきてからになる、ということです。
ですから、膝関節などの痛みを感じている場合、グルコサミンのサプリメントを飲み始めたからといって、すぐに痛みが緩和されてくるわけではありません。
もし、膝痛など関節の痛みを早く改善したいのでしたら、グルコサミンの他に、オオイタドリ(大痛取)の成分も配合した関節サプリメントを選ぶと良いでしょう。
オオイタドリは、漢字で「大痛取」と表記されるように、古くから痛み止めの効果があるとされてきた野草です。